高齢者と食事

高齢者の食事で大切なこと

 伝統的な日本の食事が健康長寿食であって、日本人が長生きであることの要因のひとつであるといわれています。
 高齢者の食事で大事なことは、まずは『食事を楽しむこと』、『食事のリズムから1日の生活のリズムを整えること』、それから『低栄養に気をつけること』だといわれています。 百寿者に対しもっとも気をつけている食習慣について尋ねると、1日3回規則正しく食事をしている、腹八分に心がけている、バランスよく食べている、などの答えが返ってきます。

高齢者の食事は簡素になりがち

 現代日本では、高齢者の一人暮らし、あるいは高齢者だけの世帯が増えています。高齢者の一人暮らし、あるいは高齢者だけの暮らしでは、食事が簡素になりがちで、低栄養のために健康に障害をきたすこともあります。特に重大な病気に罹っているわけではないのですが、弱々しく活気がなく、抑うつ傾向にあり、家に閉じこもりがちで、ふらついたりして転倒して骨折を起こしたり・・・。高齢者が低栄養状態になると、風邪を引きやすくなったり、軽い風邪をこじらせて肺炎になったりする可能性が高くなってきます。「高齢の方が体調を崩して1週間ほど寝込んでしまうと、元の生活のリズムに戻るまでにかなりの期間がかかってしまう」という話をよく聞きます。軽い風邪で寝込んでしまう状態から、寝たきりの状態を招くようなことは、ぜひ予防したいものです。

和食中心に30品目

 まごころ弁当は和食中心に1食30品目前後の食材を使用しています。多くの種類の食材を使ったバランスの良い食事を規則正しく取ることで、多くの生活習慣病を防ぎ、健康な長寿を目指すことができます。


ご家族様へ

 同居されてないご家族様には親御様を心配されているご家族の方々も多くいらっしゃることと思います。「まごころ弁当」は、高齢者の方々の安否確認ができるよう、お弁当を手渡ししております。お食事を定期的にお届けすることにより、生活のリズムにメリハリができ、孤独感の解消もでき、同時に安否確認を行えます。
 同居されているご家族様は、日中、ご家族の方がお仕事でご不在の場合のお昼のみのご利用や、ご家族が外出・旅行などで留守にする時のみの一時的なご利用も可能です。また大家族では、高齢者が育ち盛りの子どもや若い人向けのメニューになりがちです。高齢者にとっては必要なエネルギー量は若い人たちに比べれば減りますが、たんぱく質や必須アミノ酸、必須脂肪酸、カルシウムや鉄分などのミネラル、ビタミン類、食物繊維などの成分の多くは若い人たちと同じだけの量、場合によっては若い人たちよりも多く摂らねばなりません。そのようなご家族の方にもご利用頂いております。

介護事業者様へ

 毎日のお食事をお届けする際に、ひとり暮らしの高齢者様などの安否確認・報告のサービスを行っております(事前に緊急連絡先をお伝え頂く必要がございます)。
 さらに、介護事業者様より、お客様をご紹介いただいた場合、配達時にお伺いするお話やお加減を定期的にご報告することも可能です。 介護事業者様の、ケアプランや医療プランにあわせて、まごころ弁当の安否確認サービスをご利用ください。
 また、基本的に回収容器を使用しております。ご要望によりお食事の摂取量を確認し、ご家族様・介護事業者様へ、ご連絡をいたします。